2000.8.1 |
晴れ |
- このごろゆりこの言語獲得数はめざましいものがある。
- 富士サファリパーク(7月30日、詳細は旅行日記をみよ)から帰ってきてから特にそうだ。
- しかし、毎日のように、お気に入りのぷーさんとキテイちゃんのグッズを抱きしめて
- 連呼するのはやめてほしい。
- ぷーさんのコップ、ぷーさんのスプーン、ぷーさんのお皿、
- ぷーさんの人形、ぷーさんのタオル、ぷーさんのハブラシ。
- いずれかをみつけると即座にくれ〜くれ〜というかわりに ぷーたんだあ!ぷーたんの〜ぷーたんの〜ぷ〜たんの〜!と ゲットするまで騒いで泣いて地団駄ふんでなのだ。
- みつからないときはそれはもう。。。恐ろしい。
- とにかくこれを寝る直前までやられるのだから ついつい、うるさい!と言ってしまう。
- でも、ぷーさんのXXと繰り返し言って、XXの名前を知るのだから うるさくても我慢したほうがいいんだよね。 あとサファリに行ったかいあって、 くま、ぞう、ぶたは言えるようになった。
- 犬はあいかわらず”わおわお”、ライオンもあいかわらず、”がーお”だが。
- そして、かえるの歌がいたくお気に入りのようで、一生懸命歌う。
- げげげげげげげげ、ぐあ!ぐあ!ぐあ!という最後のフレーズが特に好きらしく繰り返す。
- でも、かの発音ができず、けえる=かえる、と呼んでいる。
- くつはキテイちゃんがついているのですぐにおぼえた。
- こうして物事に名前があることがわかってきたゆりこ、二語文もできるようになってきた。
- つまり、「ママ、くっく」(ママ、くつをはきなさい)といって、くつをさしだす。
- でも、「ママ、つ」は、はじめわかんなかった。
- 放送大学でも学んだのだが、サ行とカ行が最後におぼえるのだと。
- だから、シャツとはなかなか言えない。 だから、「つ」という。
- かわりにパンツはすぐおぼえた。
- でも、洗濯物をたたむたびに繰り返しママのパンツ、パパのパンツといって せっかくたたんだものをひろいあげられるのには参る。
- この勢いで行くと、どんどん覚えるだろう。
- へんな言葉や物は使えない。 すぐに真似されるもん。
- さっそく毎日飲むビールの名前は覚えられ、
- 「ビール、どうぞ」といって味見しようと機会を狙っている。
- かくしてゆりこは今日の夜もいうだろう。
- 「ママねんね」 「パパねんね」 「ぷーたんねんね」
- 「キテイちゃんねんね」 「テイテイちゃんねんね」 「はいはい、ママもパパもねんねしたよ〜ゆりちゃんは?」
- だが寝ない。
- また繰り返し
- 「ママねんね・・・・」 と続く。
|
2002.8.2 |
晴れ |
- 夜、家族でテレビみながら団欒していたときに事件は起きた。
- おなかに後ろ向きに座らせてあおむけにねっころがっていた私の顔面に
- いきなりゆりこの後頭部が倒れてきたのだ。
- ばりっとにぶい音が鼻にあった。
- これは絶対に折れたと思い、うそだろと笑う夫をせきたてて夜間救急に行った。
- でも、CTスキャンしないとわからないので、月曜日にこいといわれた(今日は金曜日)。
- 仕事があるのにいけるわけないじゃんか、
- 明日はゆりこの小児科通いの日でもあるんだ。というわけで
- 鼻痛いまま帰宅。あまりにも痛いので、子供用の冷えピタして寝た。
- 当たり散らす相手がいなくて、どうして悪いことしていないのにこんな目に
- 遭うんだと、夫が運転する帰りの車の中で絶叫して泣いていた。
|
2002.8.3 |
晴れ |
- とりあえず昨日いった整形外科に行ったら、レントゲン検査の結果だけみて、
- たいしたことないですよ、と昨日とは違う若い医師に言われた。二分診療だった。
- で、どうすればいいんですか、といったら、冷えピタでもしててくださいだと。
- あほか、この若造!冷えピタした顔でどうやって通勤しろっていうんだ。
|
2002.8.4 |
晴れ |
- どうしても鼻が痛いので、冷えピタを会社でした。通勤電車では汗でとれてしまうので
- しなかった。お盆休みに入りつつあるので、会社は人がまばら。
- それでも、同じ部署の女性に笑われた。
- いくら痛いっていってもそんな格好しないでよ〜。
- むちゃくちゃ傷ついた。医者にいわれた通りにしたまでだ。
|
2002.8.9 |
晴れ |
- 1週間たっても鼻の痛みがとれないので、もう一度、同じ整形にいった。
- 今度は夜間救急で会った初老の医師だった。
- CTスキャンをとった結果、私の左の鼻側が潰れていることがわかった。
- まあ、普段からはなぺちゃで通ってるからわかりませんでした、というと、
- じゃあ、鼻だかにしてやろう、といった。
- そして、金具をとりだすと、鼻の奥にぐいと突っ込んでずれた鼻の骨を治した。
- ぎりぎりという音がした。ひょえ〜。痛くて涙が出た。
- 鼻に30cmぐらいの薬つきガーゼをつっこまれ、帰された。
- その後は、学童保育廃止と保育園民営化の反対運動の集会に情報収集のために
- 出かけたのだが、その集会が始まった午後6時頃からくしゃみと鼻水がとまらなくなり、
- ついにガーゼを入れたところから血がでてきた。
- うちに帰るともっと大変なことになった。
- 血とまじって膿のような黄色い液体が次から次へと左鼻穴からガーゼを通して
- ぽたぽた落ちてくるのだ。
- 眠れないまま夜を過ごした。
|
2002.8.10 |
晴れ |
- あまりにも鼻血と黄色い液体が漏れ続けるので、また整形にでかけた。
- すると、医師は突然、家族の方をよんでください、と言った。
- で、説明。
- 固定した鼻の骨の奥に通じる薄い頭蓋骨の骨があるが
- そこにひびがいって、くしゃみと鼻かみがきっかけで脳を囲っている髄膜に穴があき、
- 脳が浮いている水溜り、脳髄液が鼻を通して漏れてきている。
- 放置すると、空気や細菌が脳に入って、髄膜炎を併発して、場合によっては
- 命にかかわる問題となる。
- びびって聞いた私。夫も唖然。もう笑っていられない。
- 何もしらないゆりこは遊んでいる。
- 先生は言った。
- お子さんがいると絶対安静できないからすぐに入院しなさいと。
- え〜と思ったが、確かに天井向いて寝ていられる環境にない。
- だから、即入院となった。
|
2002.8.12 |
晴れ |
- なんとか天井だけをみつめる入院生活から開放される。
- 即入院だったから、身体洗っていなかったし、頭もぼさぼさかゆい。鼻もいじれないから
- 毛穴真っ黒。どんなにぬれタオルで身体ふいても汚かったから、もう限界だった。
- それでもまだ自宅安静しないといけないので、うちに帰って、
- 夫のひざに抱きかかえられるようにして頭をシャンプーしてもらった。
- かゆいところございませんか〜なんていっちょまえに言って楽しかった。
- さっぱりした〜!
- 一方、ゆりこは、私がいない間、ママねんねと自分に何度も言い聞かせて
- おとなしく寝ていたそうだが、今日は違う。
- ママが帰ってきた〜といわんばかりにおおはしゃぎで、夜12時まで寝なかった。
- そんなに耐えていたのか。ごめんなあ。
|
2002.8.16 |
晴れ |
- はれて脳髄液漏れなしという診断で自宅安静から開放される。
- が、それまでけなげにがんばっていたゆりこがこんどは倒れた。
- 保育園で大好きなおやつもほとんど食べず、夕方から嘔吐はじめたというのだ。
- 熱もありいつになくぐったりして水もうけつけないゆりこをだきかかえ
- あせりまくって近所の小児科に連れて行き、吐気止めの点滴をうった。
- 安心したのか、点滴中に眠ってしまい、
- そのまま翌日の朝まで何も食べず起きなかった。
|
2002.8.19 |
台風 |
- 前の晩からお腹をはじめとして腰や頭が痛くて一睡もできず。
- 夫はこれまでの看病疲れですぐに寝てしまったが、とうとう我慢できず朝たたきおこす。
- しかし、どうしても仕事に時刻どおりにいかないとならないから、と言われ、
- おおげんかの末、台風真っ盛りの中、傘さして近所の産婦人科に行く。
- だって、タクシー全然つかまらないんだもの!
- ずぶぬれ状態で着くと、まず体温を測られた。そしたら何と38.7℃。
- ゆりこの38℃と大人の私の38℃はわけがちがう。
- よくひとりで雨の中歩いてきましたね、と助産婦さんに半ばあきれられつつ、
- いちばんに診てもらった。
- そしたら、流産手術で中身出したけどその後の出血がたまって固まっていて
- それが痛みと熱を引き起こしていたとのことだった。
- 確かに、その血のかたまりをとってもらったら楽になった。
- しかし、うちに帰ってもまた38℃にあがったり、身体中が痛くなったりとうなされっぱなし。
- 喉も痛い。
- 慌てて産婦人科に電話して説明すると、数日入院安静しましょうかといわれる。
- 又かよ。。。。ああ、私の身体いったいどうなってるの。
- 結論は明日にもちこすことにし、とりあえず、朝まで乱高低する体温に必死に耐えた。
|
2002.8.20 |
|
- 産婦人科にいった。どうしても右下腹が痛いというと、うぬぬ卵管と卵巣に炎症が
- あるようですね、と言われた。放置すると卵管がつまって使い物にならなくなり、
- 卵巣は腫瘍化する。だからまたしても1週間の自宅安静となった。
- とほほ。私、いつ、会社に復帰できるのだろうか?
- 熱さましの強力座薬を入れてとにかく寝ることにした。
|
2002.8.23ku |
晴れ |
- 産婦人科に行ったがまだ炎症反応があるから更なる一週間の自宅安静をおおせつかる。
- ここまでくると次なる病魔はなんじゃらほいと思ってしまう。
- めちゃくちゃげっそり。おい、有休がなくなっちゃうよ。12月〜3月までの喘息、風邪、
- インフルエンザ、花粉症の時期どうやって乗り越えるんだよ。欠勤確定だな。そうだ、
- 忘れてた。もうすぐ、ゆりこ三種混合の予防接種受けないといけないんだ。
- 寝てばかりいられないよ〜。
|
2002.8.30 |
晴れ |
- ゆりこの誕生日。朝から蝉がみんみん鳴いている。むくげの白い花があちこちに咲いている。
- ゆりこが誕生した二年前もこんな感じのかんかんでりの青い空だったなあ。
- と、感傷にひたっていたのに、ゆりこパパ、今日に限って残業。
- 買ってきたピンクのゆりの花を飾って、さみしく夕食。
|
2002.8.31 |
晴れ |
- 実家にいって、ゆりこの誕生日パーテイーをした。ぱぐ犬ジョセフィンはうれしくってついつい
- ゆりこの誕生日ケーキに手を出す始末。ぷーさんの絵が書いてあるショートケーキは最高に
- おいしかった。ゆりこは6分の一をたいらげた。その後、ゆりこばばも一緒にトイザラスに
- でかけて、プレゼントの三輪車を買った。すごく迷ったけど結局シンプルなものにした。
- ばばからはお祭りセットと洋服をもらった。着せ替えのとき、おおはしゃぎのゆりこでした。
- ジョセフィンがはじめ怖かったゆりこも帰るころにはもう仲良し。いいこいいこして帰った。
- 帰りの車の中でゆりこはどんな夢をみたのだろう。
|