1コマ劇場
Part1 みかん農家にて
Part2 教会にて
先日、教会のミサに参加して、ミサが終わった後、
ゆりこが神父さんから
「おいくつ?」
と聞かれたが、いつものようにもじもじとしているゆりこ。
助け船を出すつもりで、パパがゆりこに
「お名前は?」
と聞くと
「ありたゆりこです!」
と元気に答えました。
すると神父さんは、微笑みながら去って行きました。
そしたらゆりこは、
「なんでいっちゃうんだよ〜。
ちゃんとありたゆりこですって言ったじゃんよ〜。」
とはぶてておりましたとさ。
Part3 ついてない
Part4 キャッチボール裁判(控訴審)
裁判官「被告人、控訴理由を述べてください。」
被告「一審ではボールが当たって死亡することは予見不可能と言いましたが、実は予見していました。」
裁判官「ほう。では一審では嘘をついていたのですね。」
被告「いいえ、予見不可能と言ったのは、子供には予見不可能だったという意味です。」
裁判官「では、大人のあなたは予見できていたと。」
被告「はい。」
裁判官「そうですか。で、控訴理由は何ですか?」
被告「注意してました。」
裁判官「は?」
被告「ですから、子供に注意してました。」
裁判官「何を?」
被告「『ボールが誰かの胸に当たって死ぬかもしれないから、人のいるところではキャッチボールをしてはいけないよ。』と注意してました。」
裁判官「何が言いたいのかね?」
被告「私は何度も『ボールが誰かの胸に当たって死ぬかもしれないから、人のいるところではキャッチボールをしてはいけないよ。』と注意してたのですが、子供が注意を守らなかったのです。私は注意義務を怠っていません。子供が注意を守らなかっただけです。」
裁判官「子供に責任をなすりつけるのかね。」
被告「いいえ。事実を述べてるだけです。私は毎日『ボールが誰かの胸に当たって死ぬかもしれないから、人のいるところではキャッチボールをしてはいけないよ。』と注意していました。」
裁判官「嘘でしょう?」
被告「嘘ではありません。事故のあった日は、10回も注意しました。」
裁判官「そうですか。他に言いたいことはありますか?」
被告「いいえ。」
・・・
・・・
・・・
そして判決の日
裁判官「被告は原告に6000万円支払え。・・・」
被告は上告しなかった。
その翌日
弁護士「では、支払い方法を検討しましょう。まずは貯金を全部出して下さい。」
被告「ありません。」
弁護士「『ありません』ってことはないでしょう。少なくても全部出して下さい。」
被告「弥生賞のマイネルレコルト−アドマイヤジャパンの馬単1点に500万円全部つぎ込みました。ディープインパクトさえこければ1億円になってたんですけどねえ。」
弁護士「ディープインパクトはどうなったんですか?」
被告「マイネルレコルトを10馬身ぶっちぎって勝ちましたよ。マイネルレコルトは2着、アドマイヤジャパンは3着。ディープインパクトが落馬でもしてれば、6000万円全部払っておまけに家も買えたんだけどなあ・・・」
弁護士「ディープインパクトを切るなんて・・・あなた馬鹿ですね、全く。無くなったものは仕方ありません。今後の給料から必要最低限の生活費を除いて全て支払ってもらいます。」
被告「会社は辞めました。今はコンビニでアルバイトをしています。生活費を除くと1円も残りません。」
弁護士「では、当面は払えないと?早く次の就職を決めてもらわないと話になりませんね。」
被告「いいえ。今後一生就職するつもりはありません。ずっとコンビニのバイト料で生活費だけをまかなっていく予定です。」
弁護士「・・・」
・・・
・・・
・・・
10年後
少年はプロ野球選手になり、2年で6000万円を全額支払ったそうな。
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